新型コロナワクチン 65歳以上集団接種始まる 春日区300人対象に 上越市

 上越市新光町1の上越休日・夜間診療所で10日、65歳以上の市民を対象にした新型コロナワクチンの集団接種が始まった。

6月5、6日までに第1回目ほぼ完了

 市は同ワクチンの集団接種の案内として、事前に対象となる市民に接種日や会場(町内単位で割り振り)、15分単位の受付時間を示した個別通知を送付。希望者はこの案内に沿い、市内9会場(平日1会場、土日8会場)で接種を受ける。

 平日会場(月、火、水曜)となる同診療所は、春日区や有田区、高田区、金谷区などの市民が対象。医療従事者や市職員ら20人体制で、1日最大420人の接種が行える環境を整えている。

 この日は、受け付け開始の午前8時45分から受け付け終了となる午後4時45分までに、春日区の対象者約300人が第1回目の接種を受けた。この後、同じ会場で3~4週間後に2回目の接種を受ける。新型コロナワクチン接種事務室の大瀧早苗室長によると、市内における第1回目の集団接種は6月5、6日までにほぼ完了するという。

春日区の対象市民が上越休日・夜間診療所でワクチン接種を受けた(上越市提供写真)

 健康子育て部の田中靖子参事は「接種を受ける際は、予診票への記入漏れがないよう確認を。また、案内時間内での来場や、半袖を着用して注射を受けやすくするなど、密を避けスムーズな接種を行うための配慮をお願いしたい」と呼び掛けていた。

村山市長が接種 市民に先駆け 体調「良好」

 10日に行われた上越休日・夜間診療所での集団接種では、市民に先駆け村山秀幸市長が新型コロナワクチン接種を受けた。

 接種を終えた村山市長は「話題のある中での接種なので緊張した。印象としてはインフルエンザの予防接種とほとんど変わらない。体調も良好」と感想を話し、市民へのワクチン接種開始について「職員はみんな、対象者への案内で日時を指定するなど、スムーズな接種のために細やかな対応を行ってくれた。市民の皆さんはこれに理解を示し、できるだけ都合を合わせて接種に臨んでほしい」と話していた。

ワクチン接種を受ける村山秀幸市長

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