【WWE】毒蛇と元UFC戦士が8人タッグ戦でロウタッグ王者軍撃破

オートンはアライアス(下)をRKOで葬り、リドル(右)と勝者コールを受ける(©2021-WWE,-Inc.-All-Rights-Reserved.)

【フロリダ州タンパ10日(日本時間11日)発】WWEのロウ大会が配信され、快進撃を続ける〝毒蛇〟ことランディ・オートン(41)と元UFC戦士リドル(35)のコンビが、8人タッグ戦でロウタッグ王者のAJスタイルズ(43)と221センチの超巨漢用心棒・オモス(27)が率いるチームに快勝した。

オートン組はニュー・デイ(コフィ・キングストン=39、エグザビア・ウッズ=34)を、AJ組はアライアス(33)、ジャクソン・ライカ―(38)を従えて激突した。

オモスの巨体を持て余してしまうオートン組だが、ニュー・デイの2人が小刻みな連係で揺さぶりをかける。リドルも躍動してアライアスにセントーンを放って、敵軍の分断に出た。

ニュー・デイはオモスの司令塔AJに狙いを絞って、用心棒の動揺を誘う作戦を遂行。場外でAJをグルグルに回転させてオモスをおびき出すや、リング上ではオートンがアライアスにRKO一撃を決めて、勝利を奪った。

しかし、リドルと手を上げた毒蛇は、ニュー・デイとは勝者コールを受けようとせずに、何とコフィとウッズを立て続けにRKOで葬ってしまう。手助けはいらないという意思表示だったのか…。

大の字のニュー・デイを気遣うリドルを置いてさっさと引き揚げたオートンだが、8人タッグ戦とはいえ毒蛇(RKO)とリドル(オリジナル・ブロ)の「RKブロ」コンビが、結成3戦目でロウタッグ王者組を撃破した事実に変わりはない。異色コンビの王座挑戦の日はそう遠くはなさそうだ。

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