マンUが警備強化でホーム開催再開へ スールシャール監督「選手は試合をしたいと思っている」

マンUのスールシャール監督(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが、セキュリティー強化でホーム開催を再開させる。

チームは欧州スーパーリーグ(ESL)参戦表明(後に撤回)でサポーターの猛反発に遭い、オーナーのグレーザーグレイザーズ家の排斥運動に発展。現地時間2日に行われる予定だったリバプール戦前にマンUサポは、本拠地オールド・トラフォードに集結し、スタジアム内に侵入して大暴れ。試合は急きょ中止となっていた。

そして11日にレスター戦、延期となったリバプール戦は13日にホームで行われる。英紙「サン」は、試合再開へ本拠地のセキュリティーが強化されたと伝えた。サポーターが侵入してきた箇所の防御を強化。ただ、スタジアム周辺で再び暴動が起きれば、無事に試合を行える保証はない。

それだけにオーレグンナー・スールシャール監督(48)は「もし抗議があったとしても暴力的なものではないことを願っている。それに選手たちは試合をしたいと思っている。リバプールに勝ちたいし、レスターにも勝ちたい。だから、我々はピッチ上のパフォーマンスでファンが祝福してくれるように、できる限りのことをするつもりだ」と訴えた。

また指揮官は、公な謝罪を拒否しているオーナー一族から「オーナーとはコミュニケーションを取っており、個人的に謝罪も受けた。彼らは私の言うことを聞いてくれるし、ファンの声にも耳を傾けてくれる。これからはもっと良いコミュニケーションがとれるようになるだろう」と語った。

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