川崎 待機児童4年ぶりゼロ 受け入れ枠増とコロナ影響

川崎市役所

 川崎市は11日、4月1日現在の保育所待機児童数が前年同期に比べ12人減り、4年ぶりにゼロになったと発表した。申請者や利用児童は過去最多だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で保留児童数が大きく減少。保留児童に対する多様な保育施策の案内を徹底するなどして達成した。

 市によると、利用申請者は前年同期比655人増の3万5398人。市の認可保育園や小規模保育園などの利用児童数は1256人増の3万3552人。一方、希望する保育所に入れない保留児童数は601人減の1846人だった。

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