医師会・中川会長のコロナ禍パーティー出席が波紋 志らく「これまでの実績が台無しになる」

苦言を呈した志らく

コロナ禍で奮闘する医療従事者の先頭に立ってメディアに登場し、対策について国や国民に対しても厳しい姿勢を見せてきた日本医師会の中川俊男会長が先月、100人規模の政治資金パーティーに出席していたことを週刊文春にスクープされ波紋を広げている。

東京都がまん延防止等重点措置の期間中で、3度目の緊急事態宣言が出される直前の4月20日、都内のホテルで開かれた自見英子(じみ・はなこ)参院議員のパーティーに参加していた。自見氏は医師で日本医師会の参与。新型コロナウイルス対策本部のメンバーでもあった。

会場では感染対策を万全にしており、飲食もなかったとはいうものの、これまでの言動と、その立場から〝問題行動〟と言われるのは明白。「人に厳しく自分に甘い」、あるいは「言動不一致」の猛批判は避けられそうにない。

この話題を取り上げたTBS系ワイドショーの「ひるおび!」に出演した落語家の立川志らくは「自見さんも同罪です。言い訳は、感染対策をしっかりしていたからいいんです、と。オリンピックも感染対策をしっかりするからやる。だけども飲食店や映画館や美術館は、どんなに対策してても〝やめてください!〟。これが矛盾しているから、国民の不満がどんどん溜まるんです。中川先生のこれまでの業績、実績が台無しになっちゃいます」とバッサリだ。

渦中の中川会長は反省しているというが、このままでは済みそうもない。

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