チームを明るくする輝きを放ったのは韋駄天だった。12日のロッテ戦に「1番・二塁」で出場したソフトバンク・周東佑京内野手(25)が、1安打2盗塁と存在感を発揮。前日も3盗塁を決めており、2戦5盗塁の荒稼ぎだった。
鷹のリードオフマン定着が望まれる25歳は7回の第4打席、11球粘って四球で出塁。続く牧原大の2球目に走って、この日2つ目の盗塁を決めた。ここから打線がつながり一挙5得点して一時逆転に成功。「つないでいく、出塁することを考えて打席に立った。なんとか粘って四球を取り、得点につなげることができてよかった。こういう打席を増やしていきたい」。チームは2点リードの最終回、モイネロが打たれ勝てなかったが、暗いムードの中、韋駄天が光を見出した。