18インチF1タイヤのテストにアルピーヌのクビアトが合流。アルファロメオは新ホイールカバーのテストも

 スペイン・バルセロナでの2022年用18インチF1タイヤ開発テストが2日間にわたり行われ、5月12日、全スケジュールが終了した。2日目は前日に引き続き、アレクサンダー・アルボン(レッドブル)とロバート・クビサ(アルファロメオ)が走行、新たにアルピーヌからリザーブドライバーのダニール・クビアトが参加した。

 来年導入される新タイヤ開発のため、ピレリは、今年10回のテストをチームの協力のもとで行うことを予定している。その5回目が、スペインGP後にバルセロナで2日間にわたって実施され、初日11日にはレッドブルとアルファロメオ、12日にはアルピーヌが加わり、3台がタイヤテスト用に改造した旧型マシンで走行した。

 昨年末でアルファタウリを離れ、今年、アルピーヌのリザーブドライバーに就任したクビアトは、2018年型ルノーR.S.18を初めてドライブ、合計123周を走りこんだ。

ダニール・クビアト(アルピーヌ)が18インチF1タイヤのテスト(スペイン・バルセロナ)

 アルボンは2日間合計で251周、クビサは240周をそれぞれ走行、データを収集した。
 なお、アルファロメオのマシンでは今回、来季導入予定となっているホイールカバーを装着しての走行も行われ、注目を集めている。

18インチF1タイヤのテストで、リヤにホイールカバーが装着されたロバート・クビサのアルファロメオ

 次回テストは5月25日、26日にフランスのポール・リカールで行われ、メルセデスがウエットタイヤのテストを行う予定となっている。

© 株式会社三栄