阪神・梅野が国内FA権取得 嶌村球団本部長「欠かすことのできない大切な選手」

阪神・梅野

阪神・梅野隆太郎捕手(29)が13日、国内FA権の取得条件を満たした。

チームの正捕手として3年連続ゴールデン・グラブ賞を獲得した背番号2は、今季も打率2割5分4厘、29打点(13日試合前時点)をマーク。プロ入り8年目にして手にした権利について「1年目からチームの戦力として少しでも力になれるようにと思い日々を過ごしてきて、その一日一日の積み重ねがあったからこそ今があると思う。今はチームの先頭に立って、キャッチャーとしてチームが勝つために、目の前の一試合を一生懸命頑張っていきたい」と球団を通じてコメントした。

梅野は昨オフの契約更改で複数契約締結も予想されたが、単年契約を選択。将来的なFA権行使の可能性について問われると「自分も順風満帆に来たわけじゃない。自分の価値を上げていかないといけない。とにかくキャリアハイを出して、必要とされるものを作り上げて。評価をもらえるところに関しては、いろんなところで考えていきたい」と含みを持たす発言をし、様々な憶測を呼んだ。

阪神の嶌村球団本部長は同日、報道陣の取材に応対し「選手にとってFA権は大切な権利。チームをけん引してくれている梅野は欠かすことのできない大切な選手で、この先もタイガースで頑張ってほしい気持ちは当然ある」とした上で、「細かいこと(残留交渉)についてはシーズンオフに話すべきだと思う」と語るにとどめた。

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