北上のアサギマダラ飛来 木城老人ク 呼び込む花植栽

飛来したアサギマダラ(松原義寛さん提供)

 長距離を移動するチョウ・アサギマダラを呼び込む活動を行っている、木城町の友愛老人クラブ(杉尾康雄会長、20人)の会員宅にアサギマダラが飛来した。会員は「この時季に来るのは初めて」と喜んでいる。
 アサギマダラが南下する秋に花が咲くフジバカマを植栽している同クラブ。北上する時季も来てほしいと、会員15人が2月にそれぞれアサギマダラが好むとされる一年草のシノグロッサムの苗約10株を自宅に植えていた。
 このうち、牧之内地区の松原義寛さん(75)方では4月下旬に開花。青とピンクのかれんな花が次々と咲き、今月13日にアサギマダラの飛来を確認した。6月半ばごろまで飛来するとみられ、松原さんは「コロナ禍で外出が難しい中、アサギマダラを待ちながら花を見るのが会員の楽しみ」と話していた。

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