【センダイガールズ】メイン対抗戦はマーベラス・響が乱入 桃野がチサコから3カウント奪取

マーベラスの響(左)がメインに乱入。DASH・チサコ(中)は怒りを爆発させた。右はKAORU

センダイガールズ(仙女)14日の東京・新木場1stRING大会メインで行われた仙女の裏番長、DASH・チサコ(32)とマーベラス次代の旗手・桃野美桜(22)の一騎打ちは、マーベラスのお騒がせ女・響(22)が乱入。大混乱の末、桃野がモモ☆ラッチで3カウントを奪った。

開始からチサコがハードコア殺法を全開。場外戦で圧倒する。リングに戻ってもトリッキーな動きで変則的な角度からのドロップキック、顔面砕き、ドラゴンスリーパー、逆片エビ固めなど硬軟織り交ぜた攻撃で主導権を譲らない。

桃野もエプロン上の攻防で顔面砕きを放つと、最上段からのボディーアタックで反撃。逆にクロスフェースロックを決めてベテランの裏番長を追い込んだ。しかし、何とか脱出したチサコはフットスタンプから変型脳天砕き。桃野も場外へのフットスタンプで譲らない。

勝負と見た桃野はミサイルキック連打を放つも、続く最上段からの空爆弾はチサコがヒザで迎撃する。入魂のエルボー合戦となるや、桃野はなりふり構わず頭突き連打に出て、飛びつき式高速回転エビ固めを放つ。それでも立ち上がったチサコは執念のジャーマン、網打ち原爆から必殺のダイビングフットスタンプ。しかし、ホルモンスプラッシュは回避されてしまう。

ここでマーベラスのお騒がせ女・響が拡声器を持って乱入。チサコが気を取られた瞬間に桃野がモモ☆ラッチを決めて3カウントを奪った。

桃野は「勝ちは勝ちだけどお前ら何で止めない!」と自軍に激怒。両軍が入り乱れて大乱闘となった。ここでマーベラスの大御所・KAORU(52)が登場して乱闘を収めると、響に対し「お前はマーベラスの恥だ!」と一喝したが、両軍の怒りは収まらない。KAORUはチサコに対し「ガイアイズムの前に次のマーベラス(5月19日新木場)で決着をつければいい」と提言した。

収まらないチサコも「好き勝手やりやがってふざけんな。6月13日の前にあいつの首を取ってやる!」と19日大会への出場も示唆した。

最終決着戦となる「GAEAISM」(6月13日、大田区総合体育館)のメインの6人タッグイリミネーション戦(橋本千紘、岩田美香、X組 vs 桃野、門倉凛、X組)を前に、両軍の遺恨は極限に達した。

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