世界陸連セバスチャン・コー会長「世界中の数十億人が五輪開催を望んでいる」

セバスチャン・コー世界陸連会長

世界陸連会長で、国際オリンピック委員会(IOC)委員でもあるセバスチャン・コー氏(64)は「世界中の数十億人の人々やアスリート、放送局が五輪の開催を望んでいる」と話した。ロイター通信が14日(日本時間15日)に伝えた。

日本国内では、新型コロナウイルスの感染拡大で五輪の中止論が高まっている。コー氏はその世論に理解を示しつつも「日本の皆さんの不安をなくすようにしたい。私たちは厳格な新型コロナウイルス対策プロトコルで、世界各地で観客を入れたイベントを開催してきた」との実績があることを挙げ、ワクチンの普及によって選手の環境が改善されていることが開催にプラスになっているとした。

「スポーツは非常に重要な役割を果たしている」と話すコー氏。東京五輪では海外からの観客は認められない(国内は未定)現状にも「誰もが情熱的な人でスタジアムが埋まることを望んでいるが、少ない人数でも、無観客でも受け入れる」と、あくまで開催を前提としている様子だ。

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