エンゼルス退団のプーホルス 3~4球団が興味を示す

エンゼルスを退団して正式にフリーエージェントとなったアルバート・プーホルスに対して3~4球団が興味を示しているようだ。日本時間5月15日、「FanSided」のロバート・マレーが自身のTwitterで伝えた。10年2億4000万ドルの超大型契約の満了を待たずにエンゼルスを退団することになったプーホルスは現役続行を希望していることが報じられている。なお、年俸の負担義務はエンゼルスにあり、他球団はメジャー最低保証年俸でプーホルスを獲得することができる。

41歳のプーホルスは今季エンゼルスで24試合に出場して打率.198、5本塁打、12打点、OPS.622を記録。一塁手として20試合、指名打者として2試合にスタメン出場していたが、エンゼルスはジャレッド・ウォルシュを一塁、大谷翔平をDHのレギュラーとして起用する方針を固めており、プーホルスの出場機会が激減することが確実となっていた。通算700本塁打などの目標を持つプーホルスは一定の出場機会を得ることを望んでおり、エンゼルスとプーホルスの双方が納得したうえで退団という決断に至ったと言われている。

エンゼルスのジョー・マドン監督はプーホルスについて「彼はプレーすることを望んでいる。フィールドにいることを望んでいるんだ。彼はベンチ要員にはなりたくないと思っている。彼には大きなプライドがあり、だからこそ彼は初年度に満票で殿堂入りするような名選手になることができた。それについて疑う余地はないよ」と語っている。

3~4球団が興味を示しているものの、興味のレベルは明らかになっていない。2016年を最後に平均以上のOPSを記録できていないことを考えると、プーホルスにレギュラーとしての出場機会を与えるチームは現れないだろう。プーホルスがレギュラーとしての出場を望むのであれば、まずはプラトーン要員ないし代打要員としての起用を受け入れ、結果を残してレギュラーの座を勝ち取るしかない。なお、今季は左腕に対してOPS.878をマークしており、3~4球団は対左腕用のプラトーン要員としての獲得を検討していることが予想される。

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