巨人の中継ぎ陣が勝利に貢献 二死満塁で登板の野上「ランナーなしの気持ちで投げました」

ヒーローインタビューに応じる(左から)野上、スモーク、大江

巨人の中継ぎ陣がGT2000試合目を総力戦で勝利に導いた。

15日の阪神戦(東京ドーム)2点リードの9回、4番手・鍵谷が一死満塁で左打者・糸原を迎えるとベンチは左腕・大江をマウンドに送った。大江がスライダーで空振り三振に切ってとると右打者・マルテに右腕・野上が登場。一打逆転のピンチでマルテをスライダーで遊ゴロに仕留め、今季初セーブを挙げた。

お立ち台で大江と並んだ野上は「1点はしようがないと思って。あとは思い切ってやろうと。二死満塁でしたけどランナーなしの気持ちで投げました」と振り返った。

大江は「とにかく一人を全力で打ち取るという気持ちで投げました。今まで全然、活躍できなかったですけど今日、こういう場面を抑えられてよかったです」と笑顔だった。

これには原監督も「リリーフ陣は打たれる前に、早めに。しっかりと役割を全員が果たしてくれたと思います」とうなずいた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社