巨人・岡本和が初回から先制打&激走!原監督の〝不発発言〟に応える

本塁へ激走する岡本和

巨人・岡本和真内野手(24)が12日のDeNA戦(横浜)で先制適時打を放った。

初回から快音を響かせた。一死一、二塁の好機で相手先発左腕・浜口のチェンジアップをうまく捉え、二塁手の牧が差しだしたグラブを弾いて中前へ運んだ。主砲が口火を切ると、流れるように攻撃がつながった。次打者の中島が左前打で続いて一死満塁とすると、若林の中犠飛で2点目。

なおも二死一、二塁の場面で飛び出した吉川の右前タイムリーで、岡本和は今度は〝脚〟でも魅せた。二塁走者だった岡本和は三塁を蹴って100キロ超の巨体を揺らしながらグングンと加速し、本塁へと滑り込んで3点目をもぎ取った。

前日11日の同戦では3番打者の丸とともに4打数無安打に倒れ、原監督から「3番、4番が不発でも勝てるんだから大したもんだよ」と皮肉めいた言葉も飛んできたが、初回からバットと脚力で見返した格好だ。リーグトップの31打点に伸ばした岡本和は「何とかランナーを返せて良かったです。先制点を取れて良かった」と安堵の表情。3回の2打席目も中前打を放ち、さらなる大暴れに期待がかかる。

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