壱岐地区漁業士会（永村弘一会長）は、玄界灘の荒波に揉（も）まれたヒラスやブリのさばき方をまとめた動画を初めて制作。「魚をさばけるかっこいい大人に」との思いを込めた。
例年は長崎県壱岐市内の中学、高校で開く水産教室で実演している。コロナ禍で中止を余儀なくされ、生徒に見てもらえるよう企画。動画を制作する地元の「イキテイク合同会社」に撮影を依頼し、ナレーションやテロップを入れて分かりやすく本格的に仕上げた。
動画では、包丁の持ち方から三枚おろし、刺し身の切り分け、盛り付けまで、現役漁師ならではの豪快さを伝授。「人生をより豊かにする技術。ぜひ身につけて」とエールを送る。今後、会員制交流サイト（SNS）などでの配信も検討している。
