ハウステンボスをより快適に楽しく 電動車いす導入、音声ガイドも

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れんが敷きに改修された石畳の区画。電動車いすでスムーズに移動ができる=佐世保市、ハウステンボス

 長崎県佐世保市のハウステンボス(HTB)は、園内でより快適に楽しく過ごしてもらうための取り組みを進めている。体力に不安のある人でも広い園内を散策しやすいよう電動車いすを導入。「つまずきやすい」との指摘があった石畳の一部を、でこぼこが少ないれんが敷きに改修する工事も進めている。長引く新型コロナウイルス禍で大きな打撃を受ける中、「お客さまのためにできること」を考え、改善を続けている。
 HTBはオランダの街並みを再現するため、園内の一部で石畳が使われている。しかし以前から「つまずきやすい」「ベビーカーや車いすを押して歩きにくい」などといった指摘があった。そこで、石畳の区画をれんが敷きに改修する工事を3月に開始。できるだけ景観を維持するため、全ては取り換えずに幅1.5メートルをれんが敷きにする。工事は6月末までに完了する予定だ。
 「日本一広いテーマパーク」を快適に移動してもらうため、先月下旬にはWHILL(ウィル、東京)が開発した次世代型電動車いすの貸し出しを開始。片手でコントローラーを操作するだけで前進や後退ができ、1人で園内を自由に散策できる。小回りが利くため屋内店舗などでも走行可能。18歳以上であれば誰でも1日2千円で利用できる。

HTBの音声ガイドサービスの画面

 今月8日には、アトラクションや美術館など93カ所の解説をスマートフォンで聞くことができる音声ガイドサービスの運用を始めた。場内マップに掲載されたQRコードをスマホで読み込むと利用可能。日本語、英語、中国語、韓国語の4言語に対応しており、外国人客の利便性も向上する。
 HTBの担当者は「コロナ禍の今でも何かできることはないか常に考え、改善や修繕をしている。細かい指摘にもその都度対応し、より快適に楽しんでいただけるようにしていく」と話した。