エンゼルスがブルペン補強 レイズからストリックランドを獲得

日本時間5月16日、エンゼルスは後日指名選手1名または金銭とのトレードでレイズからリリーフ右腕のハンター・ストリックランドを獲得したことを発表した。現在32歳のストリックランドは今季13試合に登板して16イニングを投げ、2ホールド、防御率1.69、16奪三振をマーク。メジャー8年間の通算防御率は3.14となっている。日本時間5月17日のレッドソックス戦からチームに合流することが予想されている。

エンゼルスのジョー・マドン監督はストリックランドについて「私は彼がサンフランシスコにいてプレーオフに出場したときから彼を見てきた」とコメント。「彼はパワーのある投手でたくさんの成功を収めてきた。今季は本当にいいピッチングをしている。我々のブルペンにさらなるパワーが加わることになる」とメジャー通算21セーブ、72ホールドの実績を誇る右腕の加入を歓迎した。

ストリックランドはジャイアンツ時代の2014年とナショナルズ時代の2019年に2度のワールドシリーズ制覇を経験している。ストリックランドの元同僚であるトニー・ワトソンは「僕はハンターのことを昔から知っている。彼は激しく競争する男で、試合終盤に投げた経験もある。サンフランシスコではクローザーを務めて成功を収めたこともある。本当にいい球を投げるし、僕たちにとってナイスな補強になるだろう」と語った。

ストリックランドは気性の激しさで有名であり、2018年にはセーブに失敗したあと、ドアを殴って骨折。また、2014年の地区シリーズでブライス・ハーパーに本塁打を打たれたことを逆恨みし、2017年にハーパーと対戦した際に故意死球を与えて大乱闘を引き起こしたこともある。ワトソンはこの点について「過去にサンフランシスコで起きたことは誰もが知っている。でも、彼はキャリアを重ねるなかで成長したと思う」と語り、ストリックランドが感情をコントロールできる投手に成長したと考えているようだ。

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