「危ない。助けなきゃ」 男性救助の夫婦に感謝状 大田原署

感謝状を受け取った橋本信行さん(右)と真由美さん(中央)

 大田原署は13日、県警の「思いやり110番」を実践したとして、栃木県大田原市小滝、会社員橋本信行(はしもとのぶゆき)さん(56)と妻のパート真由美(まゆみ)さん(55)に感謝状を贈った。

 2人は5日午後2時50分ごろ、同市道を車で走行中、前を走る車が急停車したため自身も停車。酒に酔って道路に倒れている男性(84)を発見し、信行さんが110番。真由美さんは警察官が到着するまで男性の安全確保に協力した。

 信行さんは「当たり前のことをしただけ。何も無かったのが一番」と振り返る。真由美さんは「危ない。助けなきゃ」と行動したと言う。大森雄生(おおもりたけお)署長は「確実に事故が起きていたと思う。命を救う行動に感謝している」と述べた。

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