【東京五輪】バスケ3×3のテスト大会が雨で一部中止に 森次長「屋根ができれば…」

小雨の降る中で行われたテスト大会

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森泰夫運営局次長が16日、オンライン取材に応じ、バスケットボール(3×3)のテスト大会を総括した。

東京五輪までは残り70日あまり。会場の青海アーバンスポーツパーク(東京・江東区)は、まだ屋根や観客席の一部が完成していないことから、選手たちは小雨が降る中でも必死にプレー。決勝と3位決定戦は中止になったが、日本代表候補の小松昌弘(37=TOKYO DIME)は「ここで試合ができたのは、テスト大会だが、すごくうれしい」と感想を述べた。

森次長は「会場は工事の工程が厳しい中、テスト大会を行った。スタッフが一連に(流れなどを)確認できたのはよかった。全体に大きな問題はないが、細かいところの課題を抽出していきたい」と振り返った。

その一方で、屋根を付けたとしても、会場の構造上は横から雨が入ってくる可能性もある。一部選手からは「国際大会には必ずバックアップ会場があるはずなので、天候が悪くても不安はない」との声も聞かれたが、森次長は「屋根ができればほとんど雨の影響は受けない。激しい雨などで中断等の可能性はあるが、日程変更等で対応していきたい」と説明した。

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