ラグビーU20日本代表 長崎北陽台・川久保が候補入り 飛び級選出

飛び級でU20日本代表候補入りした川久保(長崎北陽台高)=大村市、県営放虎原ラグビー場

 日本ラグビー協会は、本年度のU20日本代表候補選手46人を発表し、長崎北陽台高3年のSH川久保瑛斗が飛び級で選出された。川久保は「最初はびっくりしたが、やっぱりうれしかった。今のプレーに満足せずに、もっと向上心を持って上を目指していきたい」と意気込んでいる。
 候補選手のほとんどが大学生で、高校生でメンバー入りしたのは9人。川久保は身長160センチ、体重66キロと小柄ながら、テンポの速いパスワーク、密集への寄りのスピード、大型選手相手に力負けしないディフェンス力などが評価された。
 時津ラグビースクールに所属していた鳴北中時代のポジションは主にSO、FB。高校からSHに専念して、全国トップレベルの選手に成長した。各種代表経験も豊富で、中学から現在まで4年連続で日本協会セブンズユースアカデミーに参加中。本年度の高校日本代表候補にもチームメートのSO大町佳生(3年)、ロック白丸智乃祐(2年)とともに選ばれている。
 長崎北陽台高からはこれまで、卒業生のU20代表入りはあるが、現役高校生で招集されたのは初めて。品川英貴監督は「先を見据えての選出だろうが、やはり名誉なこと。将来を期待されているのだから、そこを踏まえて頑張ってほしい」、川久保も「高校日本代表候補に選ばれたときは“安心した”だったが、今回は違う。もっとうまくなるために、いろんなことを学びたい」と意欲を見せている。


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