沖縄コロナ 重症・中等症患者が最多210人 新たに78人感染【5月17日朝】

 沖縄県は16日、10歳未満から90代までの計78人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。入院や自宅での療養者は15日と比較して31人増の1478人となり、3日連続で最多を更新した。入院中の重症患者と中等症患者の合計は210人で、同じく最多となった。県の糸数公医療技監は「変異株の影響で若い人でも症状の進行が早い。その影響が出ている」と話した。

 県は同日、飲食店や保育施設、医療機関、高齢者通所施設の4カ所でクラスター(感染者集団)を認定した。

 内訳は、168例目が那覇市内の接待を伴う飲食店。10~14日までに20~40代の女性従業員7人が陽性だった。169例目は浦添市内の保育施設。4月12~17日に園児4人、担当職員3人が感染した。170例目は南部保健所管内の医療機関で4月13~16日に20~90代の感染を確認した。171例目は浦添市内の高齢者デイサービス施設で、4月24日から5月1日までに職員2人、利用者6人が感染した。

 県は、クラスター発生後も保健所の調査に応じずに経営を続けたとして、160例目のクラスターに認定していた那覇市久茂地の「バー ミスラフス」の店舗名を公表した。まん延防止等重点措置に伴う公表ではない。

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