【17日】長崎県内16人コロナ感染、2人死亡 長崎玉成高・中でクラスター

17日発表の市町別感染者数(左)、新型コロナウイルス感染者の入院状況(16日午後7時現在)

 長崎県などは17日、県内4市2町で新たに計16人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。長崎市愛宕1丁目の長崎玉成高・同校付属中学部でクラスター(感染者集団)が発生。感染して入院治療中だった壱岐市の60代男性と、長崎市の年代非公表の無職男性の計2人が16日に死亡し、県内の累計死者数は54人となった。
 長崎玉成高・同校付属中学部では関係者2人が感染し、計6人のクラスターとなった。23日まで臨時休校し、接触者らの検査を進める。
 このほかクラスター関連では、長崎市の田上病院で新たに病院スタッフ1人が陽性となり、感染者は計57人に。西彼時津町の長崎百合野病院でも職員1人、入院患者3人の感染が分かり、計13人となった。
 長崎市は、関係者1人の感染が15日に確認されていた市立小について、17日から学級閉鎖にした。一方、14日に学級閉鎖した別の市立小は、陽性者の接触者ら全員の陰性を確認し17日から通常登校に戻した。
 佐世保市では、店名非公表の飲食店の女性従業員が感染した。
 県は、入院者がいなくなった対馬医療圏の専用病床確保のフェーズを3から1に引き下げ、病床を12床から4床に減らした。


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