新型コロナウイルスで需要が落ち込んでいるタマネギの生産者を支援するため、諫早市役所で14日、職員向けに地元産タマネギの販売会があった。
関係者によると、同市は長崎県内有数のタマネギ産地で、1901年に長田村(当時)で栽培が始まるなど歴史も古い。現在はJAながさき県央たまねぎ部会に所属する計123の個人、法人が長田地区を中心に計90ヘクタールで約3700トンを生産(昨年実績)。粘土質の土壌で作られ、甘みが強いのが特長という。ただ、コロナ禍で飲食店などでの需要が落ち込み、4月の平均単価はコロナ前の平年の7割程度。生産者を支援するため、昨年に続き、注文販売会を実施した。
市が各課から注文を取りまとめ、同JA側に209箱(1箱10キロ入り)を発注。同JAのマスコット「いさタマくん」もお目見えし、PRに一役買った。3箱を購入した大久保潔重市長は「消費が滞っている部分があるので職員に協力してもらい、少しでも価格の安定につながれば」と話した。
タマネギ生産者を支援 諫早市、職員向けに販売会
- Published
- 2021/05/18 12:08 (JST)
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