米在住の町山智浩氏が日本のワクチンパニック原因指摘「訳の分からない広告代理店とかに頼まないってこと」

町山氏の話に山里も納得

映画評論家の町山智浩氏(58)が18日、「赤江珠緒 たまむすび」(TBSラジオ)にリモート出演し、日本でワクチンが行き渡らない問題点を指摘した。

アメリカ在住の町山氏は「アメリカはマスクの義務付けが一応、終わったんですよね。国の方の疫病センターはマスクしなくても基本的に大丈夫だということになったんですけど僕の住んでるカルフォルニアでは念のため『あと1か月、マスクはしようね』ってことになりました」と現状を報告。6月15日には完全にマスクしなくてよくなるという。

「ワクチンの配布がものすごく機能的でサクサク進んでトラブルがまるでなかったというのがすごかったですね」と語り、町山氏の想定より早く正常化している。

番組出演者のお笑いコンビの南海キャンディーズの山里亮太から「こっちはワクチンの予約とかでパニックみたいになってて、どういうことをやったらサクサク進むんですか」と問われると「はっきり言ってシステムを作る時に訳の分からない広告代理店とかに頼まないってことですよ」と指摘。

「それはプロフェッショナルたちにやらせる。はっきり言って広告代理店とかがどうしてそういうことができるのかっていうね。関係ないですよね、広告と。いろんな業者にいっぱい流して、その業者自体がよくわからない。今、何やってるのかもわからないみたいなことがいっぱい日本ではありますけど。そういうことがないですね、アメリカでは。『広告代理店に頼んだってワクチンは配布できないよ』ってことですけどもね」と厳しかった。

バイデン大統領が「アメリカはもう十分だから外国でワクチンがない所にどんどん配っていく」と言及したことについて「日本の方に回るといいな」と期待を寄せた。

さらに「アメリカの底力を見た気がしました。日本にも(ワクチンを)回すと思いますんで。『トランプ大統領が本当は選挙に勝って、バイデンはインチキだ』とか言ってる人もアメリカの助けを受けることになると思いますよ」と話した。

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