新型コロナウイルスに感染した三条市役所職員と同じフロアに勤務する職員45人は全員陰性

新潟県三条市は、18日午前に三条市役所三条庁舎に勤務する職員が新型コロナウイルスに感染していることが判明したことを受け、同職員と同じフロアに勤務する全職員(45人)に対してPCR検査を実施したところ、全員が陰性だったと発表した。

これを受け、停止していた建設課及び建築課の業務を19日から再開し、すべての業務を通常どおり実施する。

また、検査結果の報告に合わせて滝沢亮市長のメッセージを発出した。メッセージは以下の通り。

市民の皆様へのお願い

本日、当市の職員が新型コロナウイルスに感染していることが判明しました。市民の皆様には、御心配と御迷惑をおかけしましたこと、まずもってお詫び申し上げます。

また、私は一事業主としての立場から、職員に対して次のことを呼び掛けました。

「体調が崩れること、病院に行ったりPCR検査を受けたりすること、そのために休むこと、結果として陽性になること、さらにその結果として休むことは、何も悪いことではありません。体調がおかしいと思ったら、ためらうことなく病院に行ってください」

市民の皆様におかれましても、感染症の拡大を防ぐため、体調に異変が生じた場合には、ためらわずにまず病院に連絡してください。三条市は優しいまちです。「周囲の目」は気にしなくて大丈夫です。

また、事業主の皆様におかれましても、従業員の方がそうしたことを言い出しやすい雰囲気づくりに御協力くださるようお願い申し上げます。

三条市では、感染症収束の鍵となるワクチン接種を今月24日から始めます。今しばらく私たちができる基本的な感染対策に取り組み、この難局を共に乗り越えましょう。

© にいがた経済新聞