DeNAが4番入れ替えも実らず今季3度目5連敗 三浦監督「もう1本出ないのが続いている」

DeNA三浦監督

打線のテコ入れもまるで機能しなかった。DeNAは18日、中日戦(横浜)で1―5と完敗。今季3度目となる5連敗を喫し、借金は再び今季ワーストタイの16にまで膨らんだ。これで2つの引き分けを挟み7試合連続で勝ち星がなく、勝利の女神から完全に見放されている。

思い切った策も講じた。試合前には開幕から「4番・左翼」に据え続けていた佐野を今季初めて3番起用。打率は3割台と好調ながらも得点圏で苦しむ主砲に〝メス〟を入れた。代わって、ここまで主に3番を任せていた打撃好調のオースティンを抜てき。しかし、この日は新4番のオースティン、5番・ソト、6番・宮崎が無安打に終わるなど頼みの中軸が大ブレーキとなり、歯車はかみ合わなかった。

先発の大貫は4回を投げ切れず、途中KOで10安打4失点。途中から出場した今季初昇格の伊藤光が意地の1号ソロを放ったのが、唯一の反撃シーンだった。

試合後の三浦大輔監督(47)は今季4敗目の大貫について「立ち上がりから毎回ランナーを背負って、なかなかリズムに乗れず初回から苦しかった。全部打たれているのはゾーンの甘いところ」と険しい表情でコメント。そして4番入れ替えも機能しなかった打線に関しては「結果からみれば(得点を奪うことが)できなかったということ。なかなかランナーを溜めて、タイムリーがもう一本でないのが続いている」と〝適時打欠乏症〟を嘆いた。

長いトンネルの出口がなかなか見えない。

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