永久追放のベンゼマが約6年ぶりにフランス代表に復帰 エムバペらと最強3トップ

フランス代表に復帰したベンゼマ(ロイター)

フランスサッカー連盟は18日(日本時間19日)、今夏の欧州選手権に臨む同国代表メンバー26人を発表し、FWカリム・ベンゼマ(33=レアル・マドリード)が2015年10月以来となる復帰を果たした。

今季リーグで22得点8アシストをマークしている世界屈指のストライカーだが、15年にフランス代表のチームメート、MFマチュー・バルブエナを恐喝した疑いで永久追放の処分を受け、その後は招集されていなかった。その後もディディエ・デシャン監督(52)も頑なに復帰を認めない姿勢だったが、タイトル奪取のため、好調のFWの復帰を決断した。

デシャン監督はベンゼマについて「私の仕事はみなさんを驚かせることではない。みなさんが私の選択に驚くのはいつものこと。カリムについては一緒に話し合うことが重要なステップだった。時間をかけてお互いに振り返り、話したことを分析した」などとコメントしている。

フランス代表にはFWキリアン・エムバペ(22=パリ・サンジェルマン)やFWアントワヌ・グリーズマン(30=バルセロナ)も選出されており、ベンゼマを加えた3トップはまさに世界最強。対戦する各国にとっては大きな驚異となりそうだ。

フランス代表は6月15日(同16日)の1次リーグF組初戦でドイツ代表と対戦するが、3度目の欧州選手権出場となるベンゼマの活躍が期待されている。

© 株式会社東京スポーツ新聞社