【サッカー】斉藤光毅「悔しさを来季に」 海外挑戦2年目の飛躍誓う ベルギー2部

ベルギーでの1年目を終え、オンライン取材に応じる斉藤

 サッカーのベルギー2部リーグ、ロンメルで1年目のシーズンを終え、一時帰国中のU─19(19歳以下)日本代表FW斉藤光毅が19日、オンライン取材に応じ、「思い通りの結果にならなかった悔しさを来季にぶつけたい」と2年目の飛躍を誓った。

 育成組織から所属した横浜FCを離れ、1月に渡欧した斉藤はリーグ戦9試合に出場して無得点に終わった。

 初の海外挑戦で「仕掛けや裏への飛び出しは通用する部分もあった」と手応えを得た一方で、寄せの鋭い海外の選手に対して「止める、蹴る」の基礎技術や素早いプレー判断の必要性を痛感した。途中出場も多く、「危機感という言葉が一番合う。毎試合ゴールを取れるような選手になるために自分を客観的に見て、技術をしっかり向上させたい」と語った。

 欧州5大リーグなどへのステップアップを目指して世界中から有望な若手が集まるベルギーリーグ。「みんな野心がすごくて最初は驚いたけれど、そこで負けたら成長はない。野心を持つことの大切さを早い段階で知ることができてよかった」と大きな刺激も受けた。

 8月に20歳の誕生日を迎え、2024年のパリ五輪では主力として活躍することが期待される。「来季は目に見える結果を残せるようにしっかりと準備し、スタートから違いを見せられるようにしたい」と意気込んだ。

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