菅首相が三原じゅん子厚労副大臣〝遅刻問題〟で陳謝も辞任要求は一蹴

菅首相は謝罪したが…

菅義偉首相(72)は19日の参院本会議で三原じゅん子厚生労働副大臣(56)が、参院厚労委員会を30分遅刻した問題について陳謝した。

三原氏は18日の同委員会で田村憲久厚労相(56)とともに陳謝。「会期中は国会対応が優先という中、審議中にほかの公務により離席し、委員会の審議にご迷惑をかけたことについておわび申し上げます」と謝罪していた。

菅首相は「国会日程に影響を及ぼすことになり、誠に遺憾だ。三原氏には十分気をつけて行動してもらうとともに、その職責を果たすべく引き続き全力で職務にあたってもらいたい」と強調し、野党側の副大臣辞任要求を一蹴した。

ネット上では今回の騒動に対して、三原氏や自民党の責任を追及する声が上がる一方、「野党は叩きやすい口実を見つけて国会を空転させている」「国会を1日開くのにいくらかかっていると思っているんだ。こんなことで日程を延期させている方が金のムダ」などと書き込みがされている。

今後、同委員会で三原氏が欠席した経緯などが審議される見通しだ。

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