清原和博氏 阪神・佐藤輝に10本塁打許したセ投手に苦言「プロ舐められますよ」

清原和博氏

元プロ野球選手の清原和博氏(53)が19日、自身のユーチューブチャンネル「清ちゃんスポーツ」に「清原も野球界に喝!!」と題した動画を公開。阪神の怪物ルーキー佐藤輝明内野手(22)について言及した。

佐藤輝はケガで離脱した4番大山の穴を埋める活躍で、セ・リーグ首位を走るチームに貢献。7日のDeNA戦(横浜)ではドラフト制以降の新人最速となる33試合目で10号ソロを放った。

清原氏は佐藤輝について「(阪神に)すごい良い影響を与えているんじゃないかな」と絶賛。「前の阪神だったら連敗したら10くらい楽にいってたんですよ。今は止められるんですよね」とチームのムードも良くなっていると指摘した。

一方では「パ・リーグに佐藤選手がいたらここまで目立たなかったと思う」と冷静な見方も。「佐藤選手はすごい、それは認めます。でも春先まで大学生ですよ。まだ5月中旬ですよ。そこでホームラン10本打たれて、プロのピッチャーはいったい何しとんねん。あかん! あそこまで打たれたらね、プロ舐められますよ」とルーキーにドヤ顔を許しっぱなしのセ・リーグの投手たちを一喝した。

自身は高卒1年目の西武時代に31本塁打を放ち、今も新人最多タイ記録を保持している。それでもプロの先輩として、セ・リーグ投手の佐藤輝に対する攻めには思うところがあるようだ。

清原氏は現役時代に対戦経験のあるヤクルトの最年長左腕・石川の名を挙げ「ストレートが130(キロ)くらいしか出ないんですよ。それとスクリューボールとスライダー、フォークで見事、佐藤選手から3三振。そういうところを見習ってほしいんですよ」とコメント。力ではなく技で抑える大ベテランをたたえ、若い投手たちの奮起に期待した。

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