離島3地区、6月からワクチン接種 佐世保市長が会見

 長崎県佐世保市の朝長則男市長は19日の定例会見で、新型コロナウイルスのワクチン接種に関し、離島の黒島、高島、宇久各地区で6月中に接種を始めるよう調整していることを明らかにした。離島地区は別途検討を進めていた。
 国は高齢者人口が500人未満の離島について高齢者以外の住民も同時に接種することを認めており、黒島と高島は対象になる。市新型コロナウイルス感染症特別対策室によると、黒島は6月5日午後から6日午前、高島は20日の実施で調整中。場所はいずれも小学校の体育館を予定している。
 一方、人口が約2千人の宇久島は全島民一括での接種が認められない。同室によると6月中に65歳以上から順次接種を進めていく。場所や日時は今後詰める。
 また朝長市長は、今月10日から始まったワクチン接種の予約状況についても報告。19日午前8時半時点で高齢者の約3割に当たる約2万4700人が1回目の予約を取ったとし「毎週接種を続けていく。安心して予約してほしい」とした。

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