【東京五輪】パンナムスポーツが新たにワクチン6000本提供「誇りと喜びに満ちている」

ワクチン接種が東京五輪の追い風となるのか

世界ではワクチン接種が着々と進んでいる――。

東京五輪・パラリンピックに参加する選手、大会関係者に新型コロナウイルスのワクチンを4000本提供することを明かした北中南米地域のオリンピック委員会(NOC)の集合組織・パンアメリカン・スポーツ機構(パンナムスポーツ)は19日、新たに東京大会および2021年のジュニア・パンアメリカンゲームに参加する米大陸の全ての選手、役員、代表者に対してジョンソン・エンド・ジョンソン社製のワクチン6000本を提供することを発表した。

前日にワクチン4000本提供を発表したことが世界中から大きな反響があったことを受け、さらに多くのワクチンを調達するために新たに合意したという。ワクチン接種のためにマイアミへ向かう選手、関係者の航空券代はパンナムスポーツが負担する。

パンナムスポーツのネベン・イリック会長は「多くの選手が、どこで接種できるのか? 東京大会の前に接種できるのか?を知らなかったので、みんなとても感謝している。私たちが日々努力している目的は常にアスリートのため。だからこそ、このような合意ができた。飛行機での移動をサポートできること、そして五輪で競技に集中できるように彼らの不安を取り除くことができたことは、私たちにとって誇りと喜びに満ちたものだ」とコメントした。

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