巨人・井納は再起できるのか リリーフ4戦3被弾で移籍後2度目の二軍落ち

巨人・井納

巨人・井納翔一投手(35)が20日、出場選手登録を抹消された。

前日(19日)の広島戦(東京ドーム)では6回に4番手で登板すると、クロンに特大の満塁弾を浴び、チームは2―10の大敗を喫した。井納は昨オフにDeNAからFA加入。巨人では先発ローテーションの一角を占める戦力として期待されたが、移籍後初登板となった3月31日の中日戦(バンテリン)では2回途中4失点でKOされ、即座に二軍再調整を命じられた。

5月4日にリリーフとして一軍に昇格したが、首脳陣の評価は厳しいもの。登板した4試合で役割を果たせたのは1イニングを3者連続三振で抑えた9日のヤクルト戦(東京ドーム)だけで、他の3試合ではいずれも一発を被弾し、防御率は14・40までハネ上がっている。

ベンチ入りメンバーからも外されたことがあった中で、またもや背信投球となってしまった井納。宮本投手チーフコーチは前夜の試合後に「一軍だとリリーフもあり得るので、(二軍では)先発をさせながらリリーフでも調整させる」と再起を期待していた。再調整を経て、今度こそ新天地で輝きを放てるのか。

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