西武は20日のソフトバンク戦(メットライフ)に7ー2で勝利。このカードの3連敗を阻止し借金を2に戻した。
先発・ニールが6回1失点で初勝利、打線も13安打の猛攻で効果的に得点を重ね勝負を決めた7回には長短5安打を集中して4点をもぎ取りホークスを突き放した。
辻発彦監督(62)は「よくニールが粘って試合を作ってくれたのと、相手に逆転を許さなかったところがね。今日に賭けるニールの気持ちが出ていた。力強く必死に投げている姿が非常によく見えました」と今季2戦目で初勝利を挙げたニールの熱投を称えた。
その上で2番手に森脇を送り出しバレンティン、松田に連続長打を許し一時は3ー2と1点差に迫られた7回については「もう大ピンチですよ。1点取られてノーアウト三塁だからね。あそこはもう同点を覚悟したんだけど、結果的に後をよく抑えてくれた」と振り返った。
このピンチを1点でしのいだことが結果的にその裏の打線の猛攻を呼び込んだ。
指揮官は「(得点は)全部大きいです。やはり向こうは一発のある打者もいるし、後ろのピッチャーもしっかりいるし。その意味では逆転されたらまずいという気持ちでいるからね。1点でも多く取らなきゃという気持ちではいる」とポイントとなったこの回の攻防に言及した。
その上で「やっぱり栗山と中村があそこにいるから打線の軸がある。ただ、山川、スパンジーが少しずつゲームに出てきて感覚的によくなってきている」と苦しいチーム状況の中で出てきた好材料にも目を向けていた。