投壊ドミノを止められるか――。巨人・畠世周投手(26)が今日21日の中日戦(バンテリン)で自身の今季3勝目をかけて先発する。
最終調整を終えた20日に「ストライク先行でどんどん攻めていきます! 先頭(打者)をしっかり抑えて先に点を与えないピッチングをしたい」と力強い言葉を残した畠。投手陣全体が苦境に立たされているからこそ、右腕には先発としていっそうの快投が期待されそうだ。エース菅野も不在の中、特にグラついているのが救援陣。好リリーフを続けていた野上が右肩の違和感で離脱し、20日は不調続きだった井納と左脚の異常を訴えた田中豊の出場選手登録が抹消された。
ブルペンのテコ入れへ、21日から守護神のデラロサが合流する予定だが、まさに〝ぶっつけ本番〟。4月中旬に市民権を取得するために渡った米国から再来日し、自主隔離期間を経て実戦登板をしないまま昇格となる。宮本投手チーフコーチも「彼も調整の部分がまだだとは思う」と話しており、先発投手がいかにブルペン陣をバタつかせないかが重要となりそうだ。