「アラジン」実写版、本編ノーカットでテレビ初放送。アラジン役の中村倫也「夢と魔法の冒険を楽しんで。ご自宅のクッションを魔法の絨毯に見立てながら」

日本テレビ系で本日5月21日放送の「金曜ロードショー」(金曜午後9:00)では、ディズニーの不朽の名作を実写化した大ヒット作「アラジン」(2019年)を、本編ノーカットでテレビ初放送する。

本作は、1992年に公開され、大ヒットしたディズニー・アニメーション映画「アラジン」を、27年の時を経て完全実写化。監督は「シャーロック・ホームズ」シリーズなどのガイ・リッチーが務め、音楽はアニメーションから引き続き、巨匠のアラン・メンケンが手掛けている。日本での興行収入は19年公開の実写映画として第1位となる、121.6億円の大ヒットを記録した。おなじみのミュージカルナンバーに乗せて、胸が躍る“冒険アクション”と身分を超えた“真実の愛”を描いた、究極のエンターテインメントとなっている。

貧しくも清らかな心を持ち、人生を変えたいと願っている青年アラジン(メナ・マスード)が巡り会ったのは、王宮の外の世界での自由を求める王女・ジャスミン(ナオミ・スコット)と、“三つの願い”をかなえることができる“ランプの魔人”ジーニー(ウィル・スミス)。果たして3人はこの運命の出会いによって、それぞれの“本当の願い”に気付き、それをかなえることはできるのか?

吹き替え版では、アラジン役を中村倫也、ジャスミン役をミュージカル俳優の木下晴香、ジーニー役はアニメーションと同じ山寺宏一、アラジンの敵となる邪悪な大臣・ジャファー役を北村一輝が演じるほか、菅生隆之、沢城みゆき、平川大輔、宮内敦士も出演する。

中村は「アラジンの声を演じるにあたり、彼の持つ生命力とコンプレックス、真っすぐな思いが声に乗るように意識しました。普段の芝居と違い、ブースでウィル・スミスさんの英語と掛け合いをしながら収録していたのですが、途中、山寺さんの吹き替えが入ったらこちらの芝居もみるみる変わり、頭から録り直してもらいました。ジーニーのように、山寺さんは偉大です」と収録を振り返る。

お気に入りのシーンについては「パーティーの会場で気後れしたアラジンが、ジャスミンになかなか話しかけに行けず、もじもじとしているシーンです。この場面のアラジンとジーニーの会話が気に入ってます(笑)」と明かし、「テレビ初放送ということで、ぜひアラジンと共に、夢と魔法の冒険を楽しんでください。ご自宅のクッションを魔法の絨毯(じゅうたん)に見立てながら」と呼び掛けている。

木下は「ジャスミンの声を演じるにあたり、王女として備わっている気高さや価値観は常に意識しました。そして、ジャスミンの持つ強さは“すべては愛する国や民のため”という愛と優しさが生んでいるんだという点も、自分の中で特に大切に演じました。初めて(ジャスミンが歌う)『スピーチレス〜心の声』のシーンの映像を見た時、心が震えるほどの衝撃を受けて涙が出そうになりました。この素晴らしい表情に私の歌声を乗せるんだと、あらためて覚悟を持ったことを覚えています」と回想する。

また「お気に入りのシーンは本当にたくさんあるのですが、強いて言えば、アラジンが最後の願いをジーニーに伝えるシーンです。あと、出会ってすぐのアラジンから言われる『捕まらなきゃ平気』」というセリフがあるのですが、このセリフをジャスミンが最後にアラジンに向けて言うところもお気に入りです」と語り、続けて「今回ついにテレビ初放送! 本当の自分・心の奥にある願いに正直になれるような、すてきな魔法をかけてくれる作品です。既に見てくださった方も、初めての方もこの機会にぜひお見逃しなく」とアピールしている。

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