DeNA最年長・大和が “ミス帳消し” 勝ち越し打! 連敗も5でストップ

9回に決勝打を放ち、ベンチに応えるDeNA・大和

ベテランの一打が試合を決めた。DeNAは21日ヤクルト戦(神宮)を5―3で勝利。引き分けを挟んでの連敗を5で止めた。

序盤に宮崎の4号ソロなどで3点を先制するも、4回先頭の青木の打席で遊撃・大和内野手(33)が痛恨の悪送球。守備職人の失策を皮切りに先発ロメロが連打を浴びて2点を奪われた。

8回に同点に追いつかれ、迎えた9回。ヤクルトの守護神・石山に簡単に二死とされるも、代打・関根が中前打、桑原が左前打でつなぎ一・二塁に。4回の失策を「流れを悪くしたなと思う。取り返してやろうって気持ちしかなかった」という大和は前進守備の頭上を越える2点適時中二塁打を放ち、見事勝ち越しに成功した。

33歳にしてチーム最年長。寡黙なプレーで若手を引っ張るベテランは「打てる球が来たら打とうと思ってたので、いい当たりになってよかった」と淡々と振り返った。

試合後、三浦監督は代打を検討しなかったのかを問われると「あそこは大和に任せます」とキッパリ。ベテランの勝負強さに「ああいうところで状況わかりながら、配球もしぼっていてよかったと思う」と褒めちぎった。

今季DeNAは柴田と倉本がケガで離脱。遊撃は大和に頼らざるをえない状況となっているが、大和はこれで5戦連続安打。打率・205ながら得点圏では・353の勝負強い打撃で低迷するチームを引っ張る。

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