巨人・原監督 “ぶっつけ登板” 守護神デラロサをわずか4球交代「次は1イニング」

試合後、デラロサ(右)に声を掛ける巨人・原監督

巨人の原辰徳監督(62)が〝ぶっつけ登板〟となった守護神を試運転からリスタートさせた。

21日の中日戦(バンテリン)で同点の9回、この日、約1か月ぶりの登録となった守護神デラロサを投入。先頭打者に内野安打、犠打で一死二塁としたところで、4球で6番手の左腕・大江と交代させた。

復帰登板で153キロをマークした守護神に、指揮官は右打者2人までと決めていたと明かし、「次は1イニングは放れると思いますよ」とうなずいた。

デラロサは米国市民権取得のため4月15日に渡米。3日に再来日し、2週間の自主隔離期間を経て19日に一軍練習でシート打撃に登板した。当初は二軍で調整後、昇格予定だった。

だが、中継ぎ陣は野上、田中豊、井納がケガや不調により立て続けに離脱。デラロサの調整を待つ余裕がなくなった。右腕は「体調面はいい。1か月離れていたのを感じないくらい、状態は良かったです」と振り返ると「(渡米について)チームの許可をもらえたのは感謝していますし、そのためにこれから頑張ります」と恩返しを誓った。

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