横浜市戸塚区のアパートから逃げ出した環境省指定の特定動物アミメニシキヘビ(体長3・5メートル、体重13キロ)が23日午後5時前、ついに見つかった。屋根裏に潜んでいたという。
前日の夕方に警察の捜索が打ち切られたが、飼い主の依頼を受けた専門家らが建物内を捜索して発見。ヘビは生きており、無事に確保された。
飼い主の男性は6日朝、ヘビをケージに入れて外出。だが、窓を網戸にしており、帰宅したところ、ケージのカギが外れてヘビが消えていた。
男性は横浜市に飼育の許可を得ていたが、成長したために、申請していたものとは別の「木製」ケージに入れていた。ヘビの重みでカギが外れたとみられる。アパートはペット飼育不可だが、男性は複数のは虫類を飼育。規約違反ですでに退去しており、通いで捜索を続けていた。
ニシキヘビは毒はないものの、人を死なせるほど絞める力が強いため、周辺住民には不安が広がっていた。警察は16日間で延べ300人近くを投入し、近くの緑地や川などを捜索したが、見つからなかった。