新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は22日、10代~90代の男女85人の感染が新たに確認されたと発表した。中等症4人、軽症61人、無症状20人で、41人の感染経路が不明。市発表の感染者は累計1万2020人となった。
年代別で最多は20代の24人。10代が15人、50代は11人、30代と40代が各10人、60代と80代が各5人、70代4人、90代が1人だった。
居住区別では、高津区が28人。中原区と宮前区が各12人、幸区9人、川崎区8人、多摩区7人、麻生区3人、横浜市3人、埼玉県1人、東京都内2人だった。
川崎市によると、感染経路が明らかな人のうち、家庭内感染は15人、陽性者との接触は29人だった。
高津区の学習塾で、通っている区内在住の小中学生計8人の感染が判明。市は新たなクラスター(感染者集団)と認定した。8人はいずれも無症状という。この塾では既に講師1人、小中学生3人の感染が判明しており、感染者は計12人となった。
既にクラスターと認定されていた幸区の特別養護老人ホームでは、新たに介護職員と看護師の計2人の感染が分かり、この施設の感染者は計36人となった。
また、市は同日、認可保育園「ハグミー・ナーサリー」(多摩区)のパートタイマーが陽性と判明したため、施設を臨時休園し、消毒作業を行うと発表した。