巨人・原監督 薄氷Vに投手起用をコーチに謝罪「謝りました 僕が逆らった」

試合後ファンの声援に応える巨人・原監督だったが…

巨人は22日の中日戦(バンテリン)に5―4で勝利した。

勝つには勝ったが、最後はヒヤヒヤだった。6回の攻撃を終えた時点で5点差をつけて快勝ムードも漂ったが、3点リードの8回から2番手に戸根を送ったところからブルペンが慌ただしくなった。

戸根は二死から四球を与えて失点。この回はリリーフエースの中川を投入してどうにか2失点で食い止めたが、1点リードの9回もデラロサ、高梨、鍵谷の3人を注ぎ込み、最終的に6人の中継ぎ陣を登板させて逃げ切る展開となった。

試合後、原辰徳監督(62)は戸根を起用した意図を問われると「リリーフ陣(への負担)が過多にならないようにね。(戸根は)とても調子が良かったんでね。何とかそこに入れたかった」との考えを吐露した上で「ピッチングコーチには、嫌な思いをさせたかもしれない。今、謝りました。ピッチングコーチの言う通りにしておけば良かったというのは反省ではありますね。僕が逆らった」と、謝罪していたことを明かした。

前日22日は7人の投手リレーで引き分けに持ち込んだものの、救援陣への負担は増加し続けており、今後も「反省」を糧にチームの浮上を目指していく。

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