巨人の原辰徳監督(62)が22日の中日戦(バンテリン)で「OM砲」に目を細めた。
2回、6番・丸佳浩外野手(32)が先制4号ソロ。3回、4番・岡本和真内野手(24)が12号3ランを放った。序盤のリードを守った巨人が5―4で勝利。指揮官は「丸も良かったし、和真も大きかったですね。それをしっかり守ったというところでしょうね」とうなずいた。
特に9試合ぶりとなる6番で起用した丸には「(打撃の)形はすごく良かったように見えましたね」と復調を実感したという。
一方、打の主役2人は揃って離脱中のキャプテン坂本への思いを明かした。坂本が9日に右手親指を骨折した際、「心配しないでください」と伝えたという丸は「(坂本に)もうちょっと安心してもらえるように頑張りたい」と前を向いた。
また10戦7発と量産体制に入った岡本和も「(チームが)打ってなかったり負けたりしていると、(坂本に)余計に責任が(かかる)。『早く戻らないと』という焦りにもなる。そうならないようにしたい」とキャプテンを思いやった。
現在、坂本は必死のリハビリ中。キャプテン復帰の日までOM砲がバットでチームを引っ張っていく。