横浜市長選でカジノ反対の運動体発足 藤木議長「地方議員立って」

横浜未来構想会議の発足記念式典で講演する藤木幸夫氏=横浜市中区

 任期満了に伴い8月22日に投開票される横浜市長選を巡り、「カジノに頼らない横浜」を実現する市長を支援する新たな運動体「横浜未来構想会議」が22日発足し、「横浜港ハーバーリゾート協会(YHR)」の藤木幸夫会長(90)が議長に就任した。

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致に反対する候補者について、藤木氏は「地方自治体の議員に立ってもらいたい」と述べ、市議をはじめとする地方議員の出馬に期待感を示した。さらに「(私たちに)背後関係があるとすれば横浜市民。市民なのでくじけないでもらいたい」と述べた。

 式典には、独自候補の人選を進める立憲民主党や国民民主党などの所属議員、市民団体のメンバーや一般市民ら約150人が参加。元内閣官房副長官で勁草塾代表理事の斎藤勁氏が同会議の事務局長、日本総合研究所の寺島実郎会長がアドバイザーに就いた。市民らからさらに賛同者を募る。次回の会合は7月中旬に開催予定。

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