マイコラス早期降板もカージナルス勝利 モリーナ決勝弾

【カブス1-2カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

カージナルスは2019年リーグ優勝決定シリーズ(対ナショナルズ)以来の復帰登板となったマイルズ・マイコラスが5回表開始前の投球練習中に右前腕の張りを訴えて降板するアクシデントがあったものの、5回裏にレーン・トーマスのタイムリーで同点とし、7回裏にはヤディアー・モリーナの7号ソロで勝ち越しに成功。8回表を4番手のジオバニー・ガイエゴス、9回表をクローザーのアレックス・レイエスが無失点に抑え、2対1でライバルのカブスを破った。

2年ぶりの復帰登板となったマイコラスは初回こそ制球が甘くなり、二死1・3塁からハビアー・バイエズに先制タイムリーを許したものの、2回表と3回表は三者凡退。4回表は二死1・2塁のピンチを招いたが、無失点で切り抜けた。ところが、5回表開始前の投球練習中にアクシデントが発生して早期降板。しかし、カージナルスは2番手のダニエル・ポンセデオンが1回2/3、3番手のヘネシス・カブレラが1回1/3を無失点に抑え、カブスに2点目を与えなかった。

3回までカブス先発のアドバート・アルゾライの前にパーフェクトに抑えられていたカージナルス打線は、4回裏一死からポール・ゴールドシュミットがチーム初安打となる二塁打。5回裏には二死からエドムンド・ソーサが激走の三塁打を放ち、次打者トーマスのタイムリーで1対1の同点に追い付いた。そして、試合を決めたのは大黒柱のモリーナ。7回裏にアルゾライが投じた内角のスライダーを上手く振り抜いてレフトスタンドに決勝の7号ソロを叩き込み、セントルイスのファンの大歓声にカーテンコールで応えた。

© MLB Advanced Media, LP.