香川真司 ひっそりシーズン終了 PAOKは今季最終戦でギリシャカップ制覇

負傷が響いたMF香川真司(ロイター)

ギリシャ1部PAOKの元日本代表MF香川真司(32)が負傷から復帰できないままシーズンを終えた。

香川は3月7日のアリス戦で足首を負傷して戦線離脱し、復帰間近だった4月14日の練習中に今度は右太ももを負傷。その後リハビリを続けてきたが、チームのシーズン最終戦となった22日のギリシャカップ決勝のオリンピアコス戦でもベンチ外となり今季中の復帰は叶わなかった。

それでもPAOKは決勝で2―1と勝利してタイトルを奪取。同僚のDFアドリアンニルセン・ペレイラ(21)が試合後のロッカールームで香川と一緒に優勝カップを手に取り喜ぶ姿を投稿し、そこで香川は絶叫してタイトルの美酒に酔いしれる様子を公開した。

不本意な形でシーズンを終えることになったがPAOKファンも香川に好意的な声を寄せており、来季の復活が期待される。チームは欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権も確保しており、大舞台での活躍に向けてまずはオフにコンディションを整えることになりそうだ。

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