佐世保モチーフの舞台 博多華丸さん会見「身近に感じられる作品に」 福岡・博多座 

作品について話す博多華丸さんと、リモートで参加した南沢奈央さん=博多港、クイーンビートル船内

 長崎県佐世保をモチーフに、逆境に立ち向かう人々の姿や家族愛を描く舞台「羽世保(はせぼ)スウィングボーイズ」に出演する博多華丸さんらが21日、福岡市で会見。「佐世保の人たちにも身近に感じてもらえる作品になると思う」とアピールした。
 物語の舞台は九州の架空の港湾都市「羽世保」。造船会社の溶接技師である主人公(華丸さん)らが、さまざまな逆境を乗り越えようと奮闘する。和太鼓、タップダンス、ジャズといった音楽的要素もふんだんに盛り込まれている。
 華丸さんは和太鼓やタップダンスは初挑戦。「脳と体がついていかない」と苦労を明かしつつ、「どこまでやれているか初日を乞うご期待」と笑いを交えながら語った。
 出演者で女優の南沢奈央さんもリモートで会見に参加し「エネルギーに満ちた作品。見た人が『明日も頑張ろう』と思えるようにしたい」と意気込んだ。
 7月16~27日、福岡市の博多座で公演。チケットは今月29日午前10時から発売する。博多座電話予約センター(電092.263.5555)。8月28、29日は大阪市の新歌舞伎座でも上演する。

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