【新日本】オスプレイ離脱で激震もコブが快勝で連合帝国が力を誇示 オーカーンは無言貫く

飯伏(上)を攻めるコブ

新日本プロレスの24日後楽園大会で、「ユナイテッドエンパイア」のジェフ・コブ(38)が元IWGP世界ヘビー級王者・飯伏幸太(38)に対し猛デモを敢行した。

コブはこの日、グレート―O―カーンと組み、飯伏、マスター・ワト組と対戦した。シングル戦を熱望されている飯伏に対し、強烈な串刺しラリアートからランニング式バックドロップを決めるなど持ち前の怪力を披露する。

さらに終盤には飯伏の代名詞でもあるカミゴェと同型の「コブイェ」をワトに発射。そのままツアー・オブ・ジ・アイランドで3カウントを奪ってみせた。抗争相手に見せつけるかのような圧勝で実力を誇示し「俺のコブイェはどうだ? イブシ、イブシ…俺たちのシングルマッチへのカウントダウンはもう始まってるんだ。本当ならお前にツアー・オブ・ジ・アイランドをかけてやりたかった。そしたらお前はまたケガして休んでいたことだろう」と挑発した。

連合帝国はIWGP世界ヘビー級王座を保持していたウィル・オスプレイ(28)が全治未定の首の負傷により、王座を返上し英国に緊急帰国した。中心人物の長期離脱に激震が走ったが、コブは「あまりユナイテッドエンパイアを甘く見ないほうがいいぞ。今は少し不調だが、俺たちは変わらず危険だ」とアピールした。

一方でパートナーのオーカーンは開幕戦(22日、名古屋)に続きノーコメントで会場をあとにした。今後の発言に注目が集まりそうだ。

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