ニシキヘビ逃走は人ごとじゃない!RaMuが「安易なペット飼育」を〝一喝〟

いろんな生物とナマで触れてきたRaMu

飼育放棄はダメだっちゃ! 横浜市内のアパートから逃げ出したアミメニシキヘビが16日ぶりに発見された騒動は、大きな被害はなく無事に解決した。一方、コロナ禍では、寂しさをまぎらせようと安易なペット飼育が増えているとされる。こうした状況に、ヘビやトカゲのほかゴキブリなど10種以上、1000匹超ものペットを飼ってきたタレント、ユーチューバーのRaMu(23)が〝一喝〟した。

横浜市内のアパートから逃げ出したアミニシキヘビは22日、アパート2階にある飼い主が住んでいた部屋の屋根裏で、とぐろを巻いていたところを発見された。

圧巻のミニマムボディーを武器に週刊誌のグラビアで活躍するRaMuはヘビの一種、コーンスネークを飼った経験がある。「全然移動してなかったんですね。かわいらしい!」とニッコリしつつ、「事故なく見つかってよかったです」とホッとした様子。というのも、「私も高1のころ、ヘビが逃げたことがあった」から驚きだ。

当時、「外へ逃げたらマズい!」と慌てたが、「(本体からの放熱で)温まってたテレビの上にとぐろを巻いて寝てました」と苦笑い。横浜市のアミニシキヘビの逃走劇と同じように、灯台下暗しは起こりえるようだ。

RaMuはヘビだけでなく、幼少期から犬やカブトムシ、ハムスター、フェレットなど、これまで10種以上、1000匹超(ペットが食べるために飼育した生物含む)ものペットを飼ってきた。いわば、〝動物好きのラムちゃん〟。親が、一人っ子の蘭夢(らむ=本名)に寂しい思いをさせたくなかったという。

「幼稚園の時は列を作って歩いていたアリを食べたこともあったなあ」

小学1年生の時には、祖母に頼んで爬虫類ショップでコーンスネークを買ってもらった。

「冷凍庫にヘビのエサ用のハツカネズミを20匹常備していました」

興味津々の友達が「冷凍庫のネズミ見たい!」と言うのでガラッと開けると、「キモっ!」とドン引き。これでケンカにもなったという。

自宅では現在、フトアゴヒゲトカゲ(名前リオ、約5歳、メス、体長30センチ弱、体重1キロ弱)など爬虫類3匹とモモンガ2匹を飼っている。

「フトアゴヒゲトカゲの主食はデュビア。あっ、ゴキブリのことです。デュビアは今、200匹以上飼ってます」

デュビアは小さいケースの中で飼育している。ゴキブリより「ゆっくりのそのそ歩く」らしいが、たま~に逃げられる。「1か月くらいたって見つけたら『あ~アイツだ! 大きくなってる!』」。日々、成長しているのだ。

〝ヘビー〟なトークが続くが、「ガッキーさんもトカゲを飼ってましたよね」とサラリ。先日、結婚を発表した女優・新垣結衣が、かつてヒョウモントカゲモドキをペットにしていたことに触れた。

いろんな生物とナマで触れてきた分、「命の大切さは知ってると思う」と語るRaMuは真剣な表情に変わって、こう話した。

「コロナ禍で、私にツイッターで問い合わせが増えました。『飼いたいけど、エサは何ですか?』とか。でも、ホントに飼いたい人はまず自分で調べる。そんなに興味がないようなら『飼わないで』と返してます。飼育放棄が増えてるので」

動物好きを買われ、野獣のように〝野生化〟した子どもたちを描いた映画「野良人間」(公開中)の宣伝大使に起用された。「不気味で気持ち悪くて、かつリアリティーのある映画です。暗い気持ちになりたい方は見てください!」と笑った。

☆らむ=1997年7月31日生まれ。埼玉県出身。T148・B90・W58・H80。高校生だった2014年にSNSで動画投稿を開始。15年に水着姿をアップしたところ、「こんな〝お宝〟を隠し持ってたのか!?」と話題になりグラビアに挑戦。以降は週刊誌のグラビアで活躍している。ツイッターのフォロワー数、ユーチューブのチャンネル登録者数はそれぞれ24万人。

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