プロレスラーの武藤敬司さんが25日、山手署の一日署長を務めた。
署と地域安全の協定を結ぶ横浜マリンエフエム（横浜市中区）の番組に出演。コロナ禍で対面形式の啓発が難しい中、リスナーに向けて特殊詐欺や交通事故への警戒を呼び掛けた。
同区本牧町のスタジオで、制服姿で番組に臨んだ武藤さんは、神奈川県内で高水準で推移する特殊詐欺の被害状況を説明。「自分も被害に遭う可能性がある。みんなで気をつけましょう」などと呼び掛けた。
その後、「電話でお金の話はサギ！」「夕方は早めに点灯交通安全」と記されたパネルを手に、管内の町内会長らと写真を撮影。写真は地域の商店街や町内会館に掲示し、住民への注意喚起に役立てる。
過去にも警察の広報活動に協力してきた武藤さんは「ラジオを使った呼び掛けは新鮮だった。犯罪や事故を1件でも減らせたらうれしい」と話した。
