横浜市中区海岸通の歴史的建造物「横浜郵船ビル」の一帯で、日本郵船(東京都)と三菱地所(同)が高さ約100メートルの複合オフィスビルを開発することが25日、関係者への取材で分かった。
横浜郵船ビルは外観など大部分を保全・活用する計画で、隣接地に立つ築70年余りの横濱ビルは解体する。
オフィスビルは2028年の開業を目指す。
開発予定地は横浜税関や県警本部が立ち並ぶ「海岸通り」沿いに位置し、敷地面積は約1万550平方メートル。現在は横浜郵船ビルと横濱ビルが立地しているほか、海側に駐車場がある。
関係者によると、土地と既存ビルは日本郵船と子会社の所有で、同じ三菱グループの三菱地所とともに開発を計画した。
23年に解体工事を開始し、都市計画手続きを経て24年にも着工する。